皆様初めまして。燕労災病院救急科 新田正和です。

2024年3月1日開院 済生会新潟 県央基幹病院ER (KENOH ER)・重症系病棟(ICU・HCU)の運営にかかわっています。

開院時にはソフト面から救命救急センターを名乗ることはできませんが、いずれは救命救急センターを設立させます。それまでの軌跡をこのブログで紹介します。

済生会新潟県央基幹病院 救急科 令和7年度(2025年)救急科専門医、集中治療専門医取得研修コースのお知らせ

対象:

救急科専門医取得希望の先生(他科からのダブルボード取得目的の先生も大歓迎です)

集中治療専門医取得希望の先生

(専門医取得目的でない常勤医の先生は随時募集しています。救急・集中治療に興味をもっていただければ専門は問いません。)

当院の特徴:

当院は2024年3月に開院したばかりですが、前病院(新潟県立燕労災病院)時代の実績で救急科専門医研修・基幹施設を取得済みです。今年度中に集中治療科専門医研修・協力施設(基幹施設:新潟市民病院)認定予定です。

救急科に所属していただき研修を受けいていただきます。

開院2か月ではありますが、地域内の救急患者が当院に集約しており、連日10~20台程度の救急車受け入れを行っています。ICUは重症度の高い患者さんの診療割合が増えており、重篤なショック症例、人工呼吸器、血液浄化法、心肺蘇生後、ACS後、重篤な心不全管理、外傷などを多数経験しています。

ECMOに関しては現在医師・看護師・CE含め訓練中であり今年度前半での臨床利用を予定しています。IMPELLAは導入していません。心臓血管外科手術/重篤な脳外科手術は行っていません。

臨床実績は増えているものの、まだ成長過程の施設です。On the job trainingとともにZOOMやYouTube限定公開動画なども利用し日々勉強会を行い知識・技術の向上に努めています。

現在救急科のメンバーは、常勤医8名、NP1名(+6月までNP院内ローテート1名)、病院救急救命士3名で、初期研修医/NP研修/特定行為看護師研修/救急救命士研修の方々が適宜メンバーに加わります。

勤務形態:

変更労働時間制を採用し、週40時間、(そのうち夜勤(17:15~翌10:15):月3回、遅番(12:00~23:00)勤務:月3回)が基本ですが、若干基本給を減らし、夜勤免除としたり、週4日(32時間)勤務への変更も可能です。みなさまのライフスタイルに柔軟に対応いたします。

業務内容:

ERとICUの診療および、一般病棟入院の救急科患者さんの診療、RRSの対応を行います。

学問・教育内容:

臨床に追われるだけでなく医学の進歩への貢献できるようがんばっています。昨年度(燕労災病院救急科名義)は、英文雑誌への症例報告1篇、国内雑誌の症例報告1篇(+1篇投稿中)がアクセプトされました。今後は前向き研究立案や多施設研究にも積極的に参加します。

前述のごとく、院内での救急・集中治療関連の勉強会、地域内救急救命士教育を行っています。地域MCの立ち上げ・運営にもかかわっています。

最後に:

上記のごとく研修をバリバリ行うことも可能ですが、みなさまそれぞれ人生の優先度が違います。現時点では家族を優先する、勉学を優先するなどさまざまです。みなさまの人生プランにあった研修にフレキシブルに対応いたします。

また、いい意味で田舎の病院ですのでオフの日は自然を満喫できます。救急科主催のキャンプ企画などもあります。基本のどかな感じで診療を行っています。

専門医研修目的でなくとも、すでに専門医取得で数年間子育てに重点を置きたい、自然の中で心を癒したい先生など、当院に興味をもっていただいた先生にぜひ見学だけでもきていただけるとうれしいです。


連絡先:

このブログの下段のリクルートサイト・見学希望ボタンから連絡先に飛びます。ぜひお待ちしております。




救急科専攻医学年(医師3年~5年相当+ダブルボード専攻)の先生が6名、2024年4月から新病院で働いていただけることとなりました。そこで、救急科中堅~指導医クラスの先生も絶賛募集中です。医師教育を熱心にしていただける先生、ぜひブログ下にあるお問い合わせフォームからご連絡ください。

関連インスタグラム

県央基幹病院 アウトドア部(仮)情報

開院記念・大キャンプ大会 日時決定しました。

2024年5月11日~12日です。

★4/20追記:開催内容が変わりました。テントを張る予定の方は公式サイトで予約する必要がありますのでご対応お願いします。詳細はKENOH ICUメーリングリストと新田医局壁に貼ってあります。4/22に各部署に書面も配布いたします。ご参照ください。調整さんへの入力もお願いします。


三条市公式観光サイト


三条市が魅力のある三条市観光(特にキャンプ系アウトドア)サイトを作っていたので勝手に紹介させていただきます。

最新のブログ記事

開催コース(キャンプガチ勢コース、ファミリーコース、お気楽BBQ/焚火コース)を3つにして内容を変更しました。詳細はKENOH ICUメーリングリストに回しております。書面では医局の新田の壁にも貼ってあります。

救急科集合写真

2024年04月10日

遅ればせながら、救急科集合写真取れました。医師8名、病院救急救命士3名、NP1名(+院内ローテート1名)の大所帯となりました。現在急激な救急車受け入れ数増加(連日20台以上)に対応できるだけの病院医師・看護師が絶対的に不足しており”断らない救急”を行えない状況ですが、患者さん・医療者みんなが幸せになれる環境を目指し日々頑張ります。それまで各方面の皆様のご期待に応えられないことが多々あると思いますがお許しください。

当施設では、可能な限り日勤帯~準夜帯早期のみで血液浄化法を行う方針としています。医療者側負担軽減のみならず、患者さんも夜間アラームに悩まされることなく安眠できるメリットがあります。(もちろん超急性期の絶対適応時にはCRRTは24時間施行します。一方透析患者さんのうっ血・肺水腫は血液維持透析コンソールを用いて4時間強で終わらせます。ICUは5室にRO水配管があります。)

当院では、県央地域全体の医療・看護の質向上等を目指し、新潟県初となる診療看護師(NP)採用をはじめ、特定行為研修指定研修機関として特定行為研修を本年6月に開講(術中麻酔管理領域・集中治療領域)、また病院勤務救急救命士の特定行為実践の取組等を進めています。

現在県央基幹病院ICUは、日々、当院初めての○○ (緊急PCI、緊急手術、ヘリ搬送送り出し、人工呼吸器管理、ショック治療、ICU早期リハビリ....)を経験しています。みんなでどんどん経験を蓄積し、進化していきます。

100%での開院ができずに皆様にご迷惑おかけしております。少しずつ診療レベルを上げて頑張りますのでよろしくお願いします。本日はヘリポート利用可能となりました。今後は重症患者さんを直接ヘリポートで受け入れ、ER、ICUへ移動できます。写真は本日のストレッチャー搬送訓練です。

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